レオナ幼稚園日本語教室

レオナ幼稚園で今年度から

園長先生による日本語教育が始動しました。

園長先生は、元小中学校の教師たっだことから

それを生かし、幼児向けにわかりやすく

日本語教育をしてくれます。

 

園長先生は、教師をやめてから教育者として

子どもたちの前に立つことはなかったので、

初めての試みです。

園長先生、準備からとっても楽しそうでした(^^)

 

毎週火曜日に第一幼稚園の年長クラスに

毎週木曜日に第二幼稚園の年長クラスに

出向いて、各クラス20分ずつ行います。

他の学年にも行けたらと検討中です。

 

今回は第二幼稚園の日本語教室の4回目の

様子をお伝えしたいと思います。

園長先生が年長クラスに行くなり、

園長先生を見つけた子どもたちが口々に

「ボイン!ボイン!」と園長先生に

声をかけています。

「何のこと??」と思っているうちに、

日本語教室が始まりました。

 

日本語教室の挨拶は声を出さず、

園長先生が静かにおじぎをしたら

みんなも静かにおじぎをして始まります。

日本語教室では、腰骨を立てて、

あごを引くことを意識します。

 

日本語は、「ボイン」でできていると

話が始まりました。

「ん」だけは、「ボイン」がないから「ん」で

終わる…。だからしりとりは「ん」で終わる。と

・・・なるほど!!

「ボイン」とは、「母音」のことだったと

ここでようやく気付きました💦

子どもたち、「母音」よく覚えていたね!

素晴らしい!!

 

「母音」という言葉は覚えていたけれど、

何のことか覚えているかな?

「母音」とは、「あ・い・う・え・お」

5つのことを言います。

「ん」以外の言葉は全て口に出して

のばしてみると、母音である、

「あいうえお」のどれかになります。

つまり、「あいうえお」は「5つのお母さん」

ということになります。

これについてもたくさんの子が覚えていたね!

母音についてのおさらいをしたところで、

続いて、園長先生今回の日本語教室のことを

考える中であることに気付いたようで…。

子どもたちにそのことを問いかけます。

「岡崎で生まれた歴史の有名人、

知っているかな?」と。ちょっと難しいかな?

黒板に「徳川家康」と漢字で書き始めました。

もちろんふりがなも書きます。

「とくがわいえやす」

そして、みんなにこの人の名前の中に

「母音」がいくつあるかな?と。

みんな一生懸命考えます。

 

そして、「全部あったー!!」と気付く子も!

さぁ、いっしょに考えてみよう!

「と・く・が・わ・い・え・や・す」

・お・お・・う」になり、

徳川家康の名前には、5つの母音が全て

あることに園長先生気付いたんだって。

みんなの名前にはいくつ母音があるかな?

ちなみに園長先生は3つでした(^^)

 

さらに、もう一つ気付いたことがあると。

今度は黒板に

「月火水木金土日」と書き始めました。

この中でみんなが幼稚園に来るのは、

「月火水木金」だよね。

これらの曜日の最初の字を出してみると、

「げ・か・す・も・き」になり、

母音にしてみると、

「え・あ・う・お・い」

これまた、全ての母音があったね!

日本語で大切な「母音」について、

回を重ねるごとに理解する子が増えてきました。

 

最後は、

「あーといってよあー」という

絵本の読み聞かせをしてもらって、

今回の日本語教室は終了となりました。

かなり本格的な日本語教室で

少し難しいかなと思うかもしれないですが、

子どもたちはかなりの集中力で

園長先生の話にとても興味を持って

聞いたり、答えたり、考えている姿を

見ることができました。

 

この日本語教室、

文字や言葉にたくさん触れ合い

親しむことができること、

20分というちょうどいい時間であること、

何より、園長先生と身近に接することが

できるので子どもたちにとって、

とても貴重な時間だと感じました。

 

この日本語教室を通して、

子どもたちに日本語の魅力を

十分に感じてもらえたら嬉しいなと

園長先生は思っています。

次回も楽しみですね♡